2026年8月 膝の高周波神経焼灼療法(アキュリアン)導入決定

膝の慢性的な痛みに、
新しい治療の選択肢を。

変形性膝関節症による膝の痛みに対する高周波神経焼灼療法(アキュリアン)を、2026年8月より導入いたします。局所麻酔下で行う、身体への負担を抑えた治療です。

TREATMENT

高周波神経焼灼療法(アキュリアン)とは

膝関節の周囲を通る感覚神経(膝神経)に高周波(ラジオ波)による熱を加え、痛みを伝える神経の働きを弱めることで、膝の痛みの軽減をめざす治療です。今回、当院では高周波神経焼灼装置「アキュリアン(Accurian)」を導入し、2026年8月より治療を開始します。骨や軟骨の変形そのものを治す治療ではなく、痛みの緩和を目的とした治療である点にご留意ください。

高周波神経焼灼装置(アキュリアン)一式

高周波神経焼灼装置(アキュリアン)一式

こんな症状の方に

変形性膝関節症による膝の慢性的な痛みでお困りの方。

これまでの治療で

内服薬・注射・リハビリ等で十分な効果を感じられなかった方。

手術に不安がある方

人工関節手術を望まない、または手術の適応が難しい方の選択肢として。

POSITIONING

膝の治療における位置づけ

消炎鎮痛剤やヒアルロン酸注射などの保存療法で十分な効果が得られない場合の選択肢のひとつとして、人工関節などの手術療法に進む前の段階に位置づけられる治療です。

膝の変形性関節症治療における高周波治療の位置づけ

FLOW

治療の流れ(基本1日入院)

01

外来受診

問診・検査のうえ、治療の適応を確認します。

02

テストブロック

神経ブロック用の麻酔薬を用いた試験的な処置を行い、治療効果を事前に確認します。

03

入院

治療当日にご入院いただきます。

04

治療当日

手術室にてモニター管理のもと局所麻酔を行い、エコー(超音波)で確認しながら、必要に応じてX線透視も併用して施行します。

05

安静・経過観察

術後の状態を確認し、院内歩行が可能か確認します。

06

退院

翌日、状態を確認のうえ退院となります。

上記は基本的な入院での治療の流れです。若年の方や、入院を伴わない日帰りでの治療を強くご希望される場合は、外来通院での治療も可能です。詳しくは担当医にご相談ください。

膝関節周囲の神経3カ所への高周波治療

膝関節周囲の神経3カ所(上内側・上外側・下内側)への高周波治療

BEFORE YOU CONSIDER

効果・リスクについて

期待される効果について

  • 治療後、数日から数週間かけて痛みの軽減を感じる方が多いとされています。
  • 効果の程度・持続期間には個人差があり、すべての方に効果が得られることを保証するものではありません。目安として半年〜2年程度効果が持続するとされています。
  • 神経の再生等により、時間の経過とともに痛みが再燃する可能性があります。再治療をご検討いただく場合は、前回の治療から1年以上の間隔をあけて行います。

主なリスク・副作用について

  • 穿刺部の痛み・内出血・腫脹
  • 治療部位周囲の一時的な知覚異常・しびれ・熱感
  • 感染(頻度は高くありませんが、可能性としてあります)
  • まれに、想定と異なる神経・組織への影響
  • 局所麻酔薬に対するアレルギー反応
  • 期待した効果が得られない可能性

上記は主なリスクの一部です。治療の適応・詳細なリスクについては、受診時に医師より個別にご説明いたします。

DISCLOSURE

治療内容・費用に関する事項

保険適用変形性膝関節症に対する本治療は、医療保険が適用されます(自己負担額は保険の種類・窓口負担割合により異なります)。
標準的な治療内容事前にテストブロックで効果を確認したうえで、手術室にてモニター管理のもと局所麻酔下で膝神経に対する高周波神経焼灼術を実施(エコーで確認しながら、必要に応じてX線透視を併用)。基本的に1日入院で行います。
治療にかかる費用の目安片膝あたり、医療保険1割負担の場合:約15,000円/3割負担の場合:約45,000円(このほか、入院費等の諸経費が別途かかります)。両膝を治療する場合は、上記の目安額が2倍程度となります。
治療期間・回数の目安効果の持続期間は個人差がありますが、目安として半年〜2年程度とされています。再治療をご検討いただく場合は、前回の治療から1年以上の間隔をあけて行います。
主なリスク・副作用上記「効果・リスクについて」をご参照ください。

上記は一般的な治療内容の目安です。実際の適応や治療内容は、診察のうえ医師が判断します。

CHECK BEFORE TREATMENT

事前に医師へお伝えいただきたいこと

血液をさらさらにする薬

抗凝固薬・抗血小板薬を内服中の方

体内の医療機器

心臓ペースメーカー等が入っている方

妊娠中の方

妊娠中、または妊娠の可能性がある方

治療後、痛みを気にせず過ごせる毎日を目指して。

治療についてのご相談

治療の適応やご不明な点については、外来にてご相談ください。

至誠会第二病院 整形外科外来